4/30(月)晴れ
国道13号を南下し、新庄から国道47号で鬼首(おにこうべ)温泉郷へ。目的地の「荒湯地獄」へ通じる道には通行止めの看板が出ていたが、行けるところまで行ってみようと進入。一部路肩が崩れている箇所があったが問題なく荒湯地獄に到着。入口にバイクを停めて徒歩20分。荒涼とした硫黄地帯を抜けると源泉が出現。先人が拵えた一番大きなブルーシートの湯船に入湯した。川の水で薄められ湯加減も丁度良かった。
来た道を鬼首温泉郷に戻り、国道108号、13号を北上し横手市。横手焼きそばの元祖と言われる「神谷焼きそば店」へ。市街地から離れているので場所は少し分かりづらかった。
行列に並んで店に入るまで20分。着席した時点で、数十席が満席の店内で誰も食べていないという異様な状況。お持ち帰りの注文があったりしたからかもしれないが、行列の原因の一つは手際の悪さにあるようだ。おばさんが焼きそばを作っておじさんが配膳をするのだが、おじさんが注文をとったかどうかや、内容を覚えていない。サイズを間違って客と揉めたりしていた。「肉玉子野菜入り」の「並盛り」を注文。出てくるまで20分かかった。
見た感じ普通の焼きそば。麺は太めだが特別というほどでもない。特徴といえばほとんど生の目玉焼きと福神漬けが載っていることぐらい。食べてみても普通の焼きそば。自分で作った方が美味しいかな?というレベル。味付けはおたふくソースをそのまま使っていた。しかし薄いのでほとんどの客がテーブルのソースを足して食べていた。肉と野菜は申し訳程度にしか入っていないが、プレーン焼きそばを頼んだら本当に具が何にも入っていないのだろうか?
元祖の看板に惹かれ来てみたが、以前適当に入った駅前の店の方が美味かった。
横手焼きそばの元祖がかなり物足りなかったので次は十文字ラーメン元祖の店「マルタマ食堂」へ。 初めて食べるので何が十文字ラーメンの特徴なのかもわからないが、細縮れ麺にあっさり醤油、お麩とカマボコが入っていた。麺が縮れているだけでなく太さが均一でないのが変わっていて面白い。チャーシュー麺注文のまっぴーもこれには満足の様子。
宿泊候補地の横沢公園キャンプ場へ。着いてみると普通の公園みたいでキャンプ場ではない雰囲気。 管理人らしき人はいるが、聞いてしまうとゲリラ的キャンプがしづらくなるのでどうしようか迷っていたところ、ディグリーに乗った女性がやって来て、「ここキャンプ場ですか?」と聞いてきた。 便乗したい様子。今から他を探すのも面倒だったので強引にここに泊まることにした。 設営はなるべく暗くなってからということでまずは買い物をしてから 近くの中里温泉(400円)へ。ここでまっぴーのヘッドライトが付かなくなった。
公園隅のバーベキューハウスに行ってみると、ガスコンロ等の施設を自由に使って良いとの張り紙があった。ただし許可を取って。この時間では許可は取れないし、デイキャンプ向け施設とは思われるが、雨の心配もあるのでハウス内に張らせてもらうことにした。
電気は付くし、コンセントあり、屋根、テーブルありで快適に宴会。ここが本当ににキャンプ場であれば良いのだが最後まで良くわからなかった。他にだれも居ないところを見ると違うっぽいが...
ディグリーののむさんは川崎から下道自走でやって来た強者で無類の東北&温泉好きであることが分かった。明日は国見温泉の自炊棟に泊まる予定だということだった。 国見温泉には旅館が2件ありどちらも素泊まり2000円。どちらか1件はライダー割引で1500円になるとの情報。明日は午後から天気が崩れるとの予報。自分は少し風邪ぎみなので魅力的な話ではある。
のむさんは角館で桜を見た後国見温泉に向かう予定で出発。 自分たちはとりあえず田沢湖へ。
まっぴーは「東北の湯治人気は凄いから予約なしで泊まるのは無理!」と昨晩から盛んに予約を勧めている。鶴ノ湯、玉川温泉といった有名温泉ならともかく国見温泉のようなマイナーな湯治宿がそんなに人気があるとは思えない。のむさんも予約していないと言っていたし、現地に行ってから決めれば良いという考えだった。しかし湯治宿に泊まったことがないのでそう言われると少し不安になる。いつ雨が降り出すかわからない空模様では早めに宿を確保したい気もあり、根負けして素泊まり2名の予約の電話を入れた。
チェックインにはまだ早すぎるので乳頭温泉郷の黒湯へ。本当は黒湯の奥の源泉が目当てだったのだが、まだ登山道は雪深く断念。黒湯の内湯に浸かった。
田沢湖町駅前の食堂で昼食。 駅近くのスーパーで湯治の為の食料を買い出し。 午後3時ごろ、予約した国見温泉の石塚旅館に到着。なんとか雨が降り出す前に着くことが出来た。 さらに奥にある森山荘にディグリーが停まっているのでのむさんはそっちに泊まっているようだ。
自炊棟の部屋に案内されるとふとんが積んであった。いらないと言ってみたが、予約時に言わないと駄目なんだそうだ。2000円で済むところが合計3000円くらいになってしまった。 湯治宿に泊まるのは初めてなんでまあ仕方がない。 結局敷き布団だけ使って寝袋で寝た。
風呂は露天風呂、内風呂、男女別大浴場の3つ。露天風呂は温くて小雨の中入っていられない。風邪を治す為、内風呂で暖まった後、部屋で寝て過ごした。
夜中に酔っぱらったのむさんがやって来て森山荘へ移ることを勧める。話を聞くとかなり良さそう。明日も雨らしいので森山荘に移動することにした。
距離は50mくらいしか離れていないのでカッパを着る必要も無いのだが、隣の宿に移るのは秘密なのでカッパを着て完全装備で出発。5秒で森山荘に到着。森山荘は道路の行き止まりに建っており、向かって左が本館、正面に温泉、右が自炊棟になっている。
湯治棟は空いているみたいで一番大きい部屋をあてがってくれた。この森山荘は1500円で泊まれる上、本館の休憩室にはテレビ、ストーブ、雑誌も揃っていてくつろげるし食事も出来る。日帰り入浴で400円、休憩付きだと800円なので1500円で泊まれるのは非常にお得である。
国見温泉のお湯は珍しい緑色だ。不思議なことにしばらく誰も入らないと白い膜が張る。あいにくの天気だったが晴れた日なら露天風呂は見晴らしが良さそうだった。内風呂も石塚旅館と比べて遜色無かった。
外には犬専用の露天風呂がある。立派な造りなので但し書きがなければ間違えて入っていただろう。
森山荘の食堂はリーズナブルでいつでも食べられる。昼はテラスで自炊してカレー。夕食は休憩室でラーメン(500円)と自炊の牛丼。
することがないので風呂に入ったり休憩室で読書したりテレビを見たりしてゴロゴロと過ごした。1時間ごとぐらいにおばあちゃんがお菓子やら漬け物やらを差し入れしてくれるのが嬉しい。
岩手山ふもとの焼走り溶岩流を見物。昨日ここの登山口から登って遭難したご夫婦の遺体が見つかったとニュースで言っていた。天気は良いが山頂は雲が付いてまだ荒れていそうだった。
八幡平樹海ラインへ。雪の壁も高く、かつ交通量もあり、前後左右から圧迫感を受ける。しかも路面が所々凍ってるっぽい。
藤七温泉に到着。600円と少し高めだが、内風呂の雰囲気も良く露天風呂がたくさんあってお得感がある。混浴なので女性は立入禁止の柵の向こうのいかにも雪崩の下敷きになりそうな湯船に浸かっている。見られるのと命とどっちが大事なんだか。
八幡平樹海ラインからアスピーテラインの途中に出る。アスピーテラインは雪崩で全線は通れなかったようだ。樹海ライン経由で正解だった。
国道341号に抜け北上。大館市の「村の駅トプカイ」へ。どうみても潰れたガソリンスタンドを利用した店舗。普通ならあまり期待できないところだが...
極上親子丼(1260円)を注文。この親子丼は極上の名に恥じない美味しさだった。 比内地鶏の肉と玉子には臭みが全くなく、素材がいいのが良くわかる。タレは比内地鶏の鶏ガラスープと特製醤油で作られている。
加えて調理の技術が素晴らしい。タレ、白身、黄身、火の通り具合に、いい具合でムラがある。焦げたタレ、香ばしく焼けた鶏、トロトロの半熟玉子、それらの混ざり具合が絶妙なのだ。今まで食べたことがある親子丼とは全く違う。違う食べ物と言っていい。
メニューの「究極親子丼」(840円)と「極上親子丼」(1260円)の違いはおそらく添え物の稲庭うどん(?)と比内地鶏プリンと思われる。プリンは美味しかったが、うどんはのびてて正直不味かった。 食べるなら親子丼だけで十分満足。840円でこの親子丼が食べられるなら絶対にお勧めできる。鶏にはうるさいまっぴーも絶賛だった。
国道282号に戻り八九朗温泉を探す。 集落で人に聞いてウロウロ。すぐ前まで行っても分からなかったが、民家のおばさんが察して「温泉かい?」と教えてくれた。畑の向こうに見えるブルーシートの建物がそうらしい。さっそくあぜ道を歩いて行ってみると ビニールハウスみたいな屋根がついた八九朗温泉があった。 シャンプーやら石けんやら個人持ちと思われる入浴セットがおきっぱなし。 集落の共同湯として使われているようだ。ブヨがいるので余り落ち着いて長湯できなかったが良いお湯だった。
少し北上し、大鰐町の「あじゃらの森キャンプ場」へ。 ファミリーキャンパーが多く結構賑わっている。 一張り500円と料金はまあまあ。ロケーションが良かったので利用することにした。 しかしバンガローが550円ってなんか不公平な気がしないでもない。
ご主人に話を聞いてその訳が分かった。ソースはカゴメしか使わないそうで、最近手に入りにくく困っているそうだ。カゴメは名古屋が本社。名古屋ではブルドックソースはほとんど売っておらずソースといえばカゴメもしくはコーミだ。
まっぴーが頼んだたいやきも一口食べさせてもらった。表面がパリッとして美味しかった。 鯛焼き器は東京オリンピックの時から使っているそうで五輪のマークが入っていた。 道具や味付けにこだわりを持っている店だった。年だからいつまでやれるかわからないと仰っていたが、少しでも長く元気で続けてもらいたいものだ。
黒石は少しの時間滞在しただけだがなんだか親しみやすい感じの街だった。
国道102号から青荷温泉方面へ。青荷温泉へ誘導するようなおふざけ看板が前より増えているような気がする。これちゃんと許可取ってるのだろうか?公道の私物化が過ぎるように思うのだが...
青荷温泉への分岐を通り過ぎ、二庄内ダム方面に進んでいくと「二庄内温泉」に到着。 カーブの内側に小さな湯船が見える。お湯は温く看板には35.5度と書いてあるがもっと低そうだ。 まだ交通量が少ないからいいが、カーブを曲がる車からなめるように見られたらちょっと恥ずかしい。
国道394号で七戸へ。道の駅「しちのへ」で休憩。異音が気になっていたのでフロントタイヤを浮かせてチェックしたところ、ガタが出ている。どうやらホイールベアリングが逝っているらしい。回りのライダーに聞いてみてもGWでバイクショップは休みが多いようだ。ベアリングを手に入れようと近くのホームセンターに行ってみたが在庫なし。近くの自動車工場も休みだった。
以前、農機具屋さんでベアリングを譲ってもらったという話を思い出し、クボタ農機七戸営業所に駆け込んだ。さすがに農機具屋さんはGWでも営業しており、幸いベアリングの在庫もあった。
ここでベアリング2個をタダで譲ってもらったうえ、作業場、油圧ジャッキ等をお借りすることが出来たので、最小限のロスタイムで旅に復帰することができた。(現地でお礼は受け取ってもらえなかったので後日郵送しました。)
国道4号を北上し下北半島へ。「ドライブインはまなす」でホタテラーメン(500円)。あっさり塩味スープに 小振りで味が濃いホタテが良く合って美味しかった。
むつを経由して大畑町へ。スーパーで買い物を済ませ薬研温泉へ。 薬研キャンプ場は閉鎖中の為、かっぱの湯の駐車場を野営地にした。 ライダー達はキャンプ場の向かいの駐車場、ファミリーキャンパーは小綺麗なトイレがある中間の駐車場、かっぱの湯の駐車場にはワイルドっぽい人々、と利用者がはっきり別れていて面白い。
食事の後、かっぱの湯につかり、テントに戻ると雨が降りはじめた。
太平洋側に抜け、国道沿いの「松楽」へ。ウニとイクラの二色丼(2800円)を注文。ここのイクラは塩イクラで、この時期でも臭みが全くなくて美味しい。ここは自分は2回目、まっぴーも自転車で来たことがあるようだった。
三沢市の太平洋無着陸横断飛行記念の地へ。当時、大きな飛行場がなかったため、この長い砂浜が使われたそうだ。実物大のミス・ビードル号の模型は遠目にはそれらしいが近くで見るとかなりショボかった。
日本三大鍾乳洞の一つ「龍泉洞」(1000円)へ。ほかの二つ(秋芳洞、龍河洞)は行ったことがあるので行ってみたかったのだ。水の量は凄いと思った。水深100mもあるので浮き輪が設置されている。 しかし歩ける区間が短いので満足度はイマイチ。規模は大きくても水量が多すぎて公開出来る区間が短いということなのだろう。
北上市の運動公園キャンプ場へ。キャンプ場に到着すると出勤前にわざわざ寄って下さった水沢のうめさんに盛岡冷麺のお土産をいただいた。今日はかなりの距離を走り、疲れていたので食事は近所のラーメン屋で済ませ、銭湯へ。今朝の恐山の湯を洗い流すため念入りに洗ったが、完全には取れなかった。
牛たんを食べに仙台へ。目当ての店が休みだったので「べこ正宗」へ。牛たん食堂にしてはオシャレな店内。牛たん定食1000円。肉は小さめだが軟らかい。テールスープはボリュームがあって美味しかった。
午後1時、福島のバタ子の実家に到着。直後に雨が本格的に降り出した。午後はゆっくりと過ごす。
ラーメンは計10杯食べたが、その中の一位は栄屋分店の「冷やしラーメン」だ。ラーメンとしては変化球かもしれないが、不思議なことに自分がイメージする正統派ラーメンに一番近かったのがこれだ。夏に食べたら、さらに美味いに違いない。
14湯入った温泉部門の一位は「沼尻温泉源泉」。ここは逆にこの時期だから良かったのかもしれない。ワイルド系温泉では過去一番だ。
そして、グルメ部門総合一位はなんといっても村の駅トプカイの「極上親子丼」。親子丼というとチープなイメージがあるが、これは840円でも全然安い。良い材料を使って作りました、というだけではなく独創性があって本当に美味かった。
ツーリングで普通の宿に泊まったことは無かったのだが、湯治宿の自炊棟に初めて泊まった。温泉に入り放題で1500円なら安い。これからライダーハウス代わりに使ってみるのも悪くないと思った。
横手焼きそばの元祖がかなり物足りなかったので次は十文字ラーメン元祖の店「マルタマ食堂」へ。 初めて食べるので何が十文字ラーメンの特徴なのかもわからないが、細縮れ麺にあっさり醤油、お麩とカマボコが入っていた。麺が縮れているだけでなく太さが均一でないのが変わっていて面白い。チャーシュー麺注文のまっぴーもこれには満足の様子。
宿泊候補地の横沢公園キャンプ場へ。着いてみると普通の公園みたいでキャンプ場ではない雰囲気。 管理人らしき人はいるが、聞いてしまうとゲリラ的キャンプがしづらくなるのでどうしようか迷っていたところ、ディグリーに乗った女性がやって来て、「ここキャンプ場ですか?」と聞いてきた。 便乗したい様子。今から他を探すのも面倒だったので強引にここに泊まることにした。 設営はなるべく暗くなってからということでまずは買い物をしてから 近くの中里温泉(400円)へ。ここでまっぴーのヘッドライトが付かなくなった。
公園隅のバーベキューハウスに行ってみると、ガスコンロ等の施設を自由に使って良いとの張り紙があった。ただし許可を取って。この時間では許可は取れないし、デイキャンプ向け施設とは思われるが、雨の心配もあるのでハウス内に張らせてもらうことにした。
電気は付くし、コンセントあり、屋根、テーブルありで快適に宴会。ここが本当ににキャンプ場であれば良いのだが最後まで良くわからなかった。他にだれも居ないところを見ると違うっぽいが...
ディグリーののむさんは川崎から下道自走でやって来た強者で無類の東北&温泉好きであることが分かった。明日は国見温泉の自炊棟に泊まる予定だということだった。 国見温泉には旅館が2件ありどちらも素泊まり2000円。どちらか1件はライダー割引で1500円になるとの情報。明日は午後から天気が崩れるとの予報。自分は少し風邪ぎみなので魅力的な話ではある。
5/1(火)曇りのち雨
まっぴーのアフリカツインのヘッドライトはどうやらリレーが壊れたらしく修理は困難。持っていたガムテープで上半分を隠し、ハイビームで凌ぐことになった。のむさんは角館で桜を見た後国見温泉に向かう予定で出発。 自分たちはとりあえず田沢湖へ。
まっぴーは「東北の湯治人気は凄いから予約なしで泊まるのは無理!」と昨晩から盛んに予約を勧めている。鶴ノ湯、玉川温泉といった有名温泉ならともかく国見温泉のようなマイナーな湯治宿がそんなに人気があるとは思えない。のむさんも予約していないと言っていたし、現地に行ってから決めれば良いという考えだった。しかし湯治宿に泊まったことがないのでそう言われると少し不安になる。いつ雨が降り出すかわからない空模様では早めに宿を確保したい気もあり、根負けして素泊まり2名の予約の電話を入れた。
チェックインにはまだ早すぎるので乳頭温泉郷の黒湯へ。本当は黒湯の奥の源泉が目当てだったのだが、まだ登山道は雪深く断念。黒湯の内湯に浸かった。
田沢湖町駅前の食堂で昼食。 駅近くのスーパーで湯治の為の食料を買い出し。 午後3時ごろ、予約した国見温泉の石塚旅館に到着。なんとか雨が降り出す前に着くことが出来た。 さらに奥にある森山荘にディグリーが停まっているのでのむさんはそっちに泊まっているようだ。
自炊棟の部屋に案内されるとふとんが積んであった。いらないと言ってみたが、予約時に言わないと駄目なんだそうだ。2000円で済むところが合計3000円くらいになってしまった。 湯治宿に泊まるのは初めてなんでまあ仕方がない。 結局敷き布団だけ使って寝袋で寝た。
風呂は露天風呂、内風呂、男女別大浴場の3つ。露天風呂は温くて小雨の中入っていられない。風邪を治す為、内風呂で暖まった後、部屋で寝て過ごした。
夜中に酔っぱらったのむさんがやって来て森山荘へ移ることを勧める。話を聞くとかなり良さそう。明日も雨らしいので森山荘に移動することにした。
5/2(水)雨
朝から雨。石塚旅館のチェックアウト時間は10時。のむさんによると森山荘は朝から来てもらって良いとのことなので、パッキングしてチェックアウト。出て行く時、石塚旅館のおばあさんが「雨だから大変だねぇ。気をつけて。」と声をかけてくれたのには心が痛んだ。距離は50mくらいしか離れていないのでカッパを着る必要も無いのだが、隣の宿に移るのは秘密なのでカッパを着て完全装備で出発。5秒で森山荘に到着。森山荘は道路の行き止まりに建っており、向かって左が本館、正面に温泉、右が自炊棟になっている。
湯治棟は空いているみたいで一番大きい部屋をあてがってくれた。この森山荘は1500円で泊まれる上、本館の休憩室にはテレビ、ストーブ、雑誌も揃っていてくつろげるし食事も出来る。日帰り入浴で400円、休憩付きだと800円なので1500円で泊まれるのは非常にお得である。
国見温泉のお湯は珍しい緑色だ。不思議なことにしばらく誰も入らないと白い膜が張る。あいにくの天気だったが晴れた日なら露天風呂は見晴らしが良さそうだった。内風呂も石塚旅館と比べて遜色無かった。
外には犬専用の露天風呂がある。立派な造りなので但し書きがなければ間違えて入っていただろう。
森山荘の食堂はリーズナブルでいつでも食べられる。昼はテラスで自炊してカレー。夕食は休憩室でラーメン(500円)と自炊の牛丼。
することがないので風呂に入ったり休憩室で読書したりテレビを見たりしてゴロゴロと過ごした。1時間ごとぐらいにおばあちゃんがお菓子やら漬け物やらを差し入れしてくれるのが嬉しい。
5/3(木)晴れ
ようやく晴れた。のむさんと別れて森山荘を出発。盛岡方面に抜けてから北上。岩手山ふもとの焼走り溶岩流を見物。昨日ここの登山口から登って遭難したご夫婦の遺体が見つかったとニュースで言っていた。天気は良いが山頂は雲が付いてまだ荒れていそうだった。
八幡平樹海ラインへ。雪の壁も高く、かつ交通量もあり、前後左右から圧迫感を受ける。しかも路面が所々凍ってるっぽい。
藤七温泉に到着。600円と少し高めだが、内風呂の雰囲気も良く露天風呂がたくさんあってお得感がある。混浴なので女性は立入禁止の柵の向こうのいかにも雪崩の下敷きになりそうな湯船に浸かっている。見られるのと命とどっちが大事なんだか。
八幡平樹海ラインからアスピーテラインの途中に出る。アスピーテラインは雪崩で全線は通れなかったようだ。樹海ライン経由で正解だった。
国道341号に抜け北上。大館市の「村の駅トプカイ」へ。どうみても潰れたガソリンスタンドを利用した店舗。普通ならあまり期待できないところだが...
極上親子丼(1260円)を注文。この親子丼は極上の名に恥じない美味しさだった。 比内地鶏の肉と玉子には臭みが全くなく、素材がいいのが良くわかる。タレは比内地鶏の鶏ガラスープと特製醤油で作られている。
加えて調理の技術が素晴らしい。タレ、白身、黄身、火の通り具合に、いい具合でムラがある。焦げたタレ、香ばしく焼けた鶏、トロトロの半熟玉子、それらの混ざり具合が絶妙なのだ。今まで食べたことがある親子丼とは全く違う。違う食べ物と言っていい。
メニューの「究極親子丼」(840円)と「極上親子丼」(1260円)の違いはおそらく添え物の稲庭うどん(?)と比内地鶏プリンと思われる。プリンは美味しかったが、うどんはのびてて正直不味かった。 食べるなら親子丼だけで十分満足。840円でこの親子丼が食べられるなら絶対にお勧めできる。鶏にはうるさいまっぴーも絶賛だった。
国道282号に戻り八九朗温泉を探す。 集落で人に聞いてウロウロ。すぐ前まで行っても分からなかったが、民家のおばさんが察して「温泉かい?」と教えてくれた。畑の向こうに見えるブルーシートの建物がそうらしい。さっそくあぜ道を歩いて行ってみると ビニールハウスみたいな屋根がついた八九朗温泉があった。 シャンプーやら石けんやら個人持ちと思われる入浴セットがおきっぱなし。 集落の共同湯として使われているようだ。ブヨがいるので余り落ち着いて長湯できなかったが良いお湯だった。
少し北上し、大鰐町の「あじゃらの森キャンプ場」へ。 ファミリーキャンパーが多く結構賑わっている。 一張り500円と料金はまあまあ。ロケーションが良かったので利用することにした。 しかしバンガローが550円ってなんか不公平な気がしないでもない。
5/4(金)晴れ
朝飯に黒石焼きそばを食べに黒石市街の「藻川屋」へ。焼きそばを注文。頑固そうなご主人は黙って頷くとお客に背を向け、黙々と調理を始めた。じっくりと時間をかけて丁寧に作っているのがわかる。10分ほどで出てきた焼きそばはしっかり焦がしたソースの臭いが香ばしく、いかにも美味しそうだった。麺は極太、野菜も肉もたっぷり。なんだか懐かしいような慣れ親しんだような味だった。ご主人に話を聞いてその訳が分かった。ソースはカゴメしか使わないそうで、最近手に入りにくく困っているそうだ。カゴメは名古屋が本社。名古屋ではブルドックソースはほとんど売っておらずソースといえばカゴメもしくはコーミだ。
まっぴーが頼んだたいやきも一口食べさせてもらった。表面がパリッとして美味しかった。 鯛焼き器は東京オリンピックの時から使っているそうで五輪のマークが入っていた。 道具や味付けにこだわりを持っている店だった。年だからいつまでやれるかわからないと仰っていたが、少しでも長く元気で続けてもらいたいものだ。
黒石は少しの時間滞在しただけだがなんだか親しみやすい感じの街だった。
国道102号から青荷温泉方面へ。青荷温泉へ誘導するようなおふざけ看板が前より増えているような気がする。これちゃんと許可取ってるのだろうか?公道の私物化が過ぎるように思うのだが...
青荷温泉への分岐を通り過ぎ、二庄内ダム方面に進んでいくと「二庄内温泉」に到着。 カーブの内側に小さな湯船が見える。お湯は温く看板には35.5度と書いてあるがもっと低そうだ。 まだ交通量が少ないからいいが、カーブを曲がる車からなめるように見られたらちょっと恥ずかしい。
国道394号で七戸へ。道の駅「しちのへ」で休憩。異音が気になっていたのでフロントタイヤを浮かせてチェックしたところ、ガタが出ている。どうやらホイールベアリングが逝っているらしい。回りのライダーに聞いてみてもGWでバイクショップは休みが多いようだ。ベアリングを手に入れようと近くのホームセンターに行ってみたが在庫なし。近くの自動車工場も休みだった。
以前、農機具屋さんでベアリングを譲ってもらったという話を思い出し、クボタ農機七戸営業所に駆け込んだ。さすがに農機具屋さんはGWでも営業しており、幸いベアリングの在庫もあった。
ここでベアリング2個をタダで譲ってもらったうえ、作業場、油圧ジャッキ等をお借りすることが出来たので、最小限のロスタイムで旅に復帰することができた。(現地でお礼は受け取ってもらえなかったので後日郵送しました。)
国道4号を北上し下北半島へ。「ドライブインはまなす」でホタテラーメン(500円)。あっさり塩味スープに 小振りで味が濃いホタテが良く合って美味しかった。
むつを経由して大畑町へ。スーパーで買い物を済ませ薬研温泉へ。 薬研キャンプ場は閉鎖中の為、かっぱの湯の駐車場を野営地にした。 ライダー達はキャンプ場の向かいの駐車場、ファミリーキャンパーは小綺麗なトイレがある中間の駐車場、かっぱの湯の駐車場にはワイルドっぽい人々、と利用者がはっきり別れていて面白い。
食事の後、かっぱの湯につかり、テントに戻ると雨が降りはじめた。
5/5(土)晴れ
夜中の激しい雨は上がったが、朝はまだ小雨が降っていた。
朝風呂に入り、撤収。出発するころには雨は止んだ。
恐山方面へ向かい湯坂の「しゃくなげ荘」の裏で野湯を探す。しゃくなげ荘の源泉の近くになんとか入れそうな所を見つけてスコップで湯船を拡大。無理矢理ぎみに入湯。
恐山内の温泉も体がピリピリして痛かったが、ここのお湯はさらに刺激が強く、
入っている内に体中が赤くなり、ヒリヒリし出した。湯ノ花もなんだか極彩色で毒々しい。
松ヤニのような嫌な臭いもするし、入ったことをちょっと後悔した。
かっぱの湯の朝風呂でさっぱりしたところが台無しになってしまった。
(この臭いは数日間取れず。)
太平洋側に抜け、国道沿いの「松楽」へ。ウニとイクラの二色丼(2800円)を注文。ここのイクラは塩イクラで、この時期でも臭みが全くなくて美味しい。ここは自分は2回目、まっぴーも自転車で来たことがあるようだった。
三沢市の太平洋無着陸横断飛行記念の地へ。当時、大きな飛行場がなかったため、この長い砂浜が使われたそうだ。実物大のミス・ビードル号の模型は遠目にはそれらしいが近くで見るとかなりショボかった。
日本三大鍾乳洞の一つ「龍泉洞」(1000円)へ。ほかの二つ(秋芳洞、龍河洞)は行ったことがあるので行ってみたかったのだ。水の量は凄いと思った。水深100mもあるので浮き輪が設置されている。 しかし歩ける区間が短いので満足度はイマイチ。規模は大きくても水量が多すぎて公開出来る区間が短いということなのだろう。
北上市の運動公園キャンプ場へ。キャンプ場に到着すると出勤前にわざわざ寄って下さった水沢のうめさんに盛岡冷麺のお土産をいただいた。今日はかなりの距離を走り、疲れていたので食事は近所のラーメン屋で済ませ、銭湯へ。今朝の恐山の湯を洗い流すため念入りに洗ったが、完全には取れなかった。
5/6(日)曇りのち雨
ここで夏油に向かうまっぴーと別れることになった。ETC通勤割引を使って東北道を100kmだけ南下。
宮城県古川市の「もちべえ」へ。古そうな看板にずんだラーメン”新発売”の文字。いったいいつの話?
ずんだラーメン(630円)を注文。和菓子がメインらしく、まだ時間が早かったのでかなり待たされた。麺にずんだが練り込んであり緑色。トッピングはおもち、海老、ワカメ、チャーシューであっさり塩味スープ。
牛たんを食べに仙台へ。目当ての店が休みだったので「べこ正宗」へ。牛たん食堂にしてはオシャレな店内。牛たん定食1000円。肉は小さめだが軟らかい。テールスープはボリュームがあって美味しかった。
午後1時、福島のバタ子の実家に到着。直後に雨が本格的に降り出した。午後はゆっくりと過ごす。
5/7(月)晴れ
雨は止んで、長かった休みもついに最終日。ひたすら高速で帰着した。
世間はGW休みも終わっているので渋滞もなくスムーズに帰ることが出来た。
旅の感想
天気に恵まれ、11連休中カッパを着たのは国見温泉の石塚旅館から森山荘までの50mだけだった。しかし、暖冬とはいえGWの東北は残雪による制約も多く、断念した温泉が多かったのは残念だ。ラーメンは計10杯食べたが、その中の一位は栄屋分店の「冷やしラーメン」だ。ラーメンとしては変化球かもしれないが、不思議なことに自分がイメージする正統派ラーメンに一番近かったのがこれだ。夏に食べたら、さらに美味いに違いない。
14湯入った温泉部門の一位は「沼尻温泉源泉」。ここは逆にこの時期だから良かったのかもしれない。ワイルド系温泉では過去一番だ。
そして、グルメ部門総合一位はなんといっても村の駅トプカイの「極上親子丼」。親子丼というとチープなイメージがあるが、これは840円でも全然安い。良い材料を使って作りました、というだけではなく独創性があって本当に美味かった。
ツーリングで普通の宿に泊まったことは無かったのだが、湯治宿の自炊棟に初めて泊まった。温泉に入り放題で1500円なら安い。これからライダーハウス代わりに使ってみるのも悪くないと思った。


















































コメント (6)
いやー、楽しそう!!
温泉めぐりしたくなりました!
荒湯地獄、懐かしい・・
国見温泉も再訪したいわ~
奥々八九朗温泉も行かれました??
八九朗温泉は虫刺されに効くんですって。持ち主の方に温泉入る許可もらう時、聞きました。
入らなければ虫にさされないのにねぇ~笑!
沼尻、気になるなる~
行ってみたいです!
また、いろいろ教えて下さいね!by もも
Leeさん独特の表現で、いつも楽しく読んでます。
八九朗で虫に刺されたのは私です。
荒湯あたりで林道に入り、出口にのみゲートがあり
工具を使って脱出しました。
もちろん、もとどおりにしておきましたけど、
片側にだけ、ゲートって反則ですよね。
By だんな
投稿者: もも | 2007年06月15日 23:10
日時: 2007年06月15日 23:10
>ももっちさん
奥々八九朗は今回は行きませんでした。あっちもジャグジーみたいで気持ちいいですね。なにげに入湯済みなのが凄いです。
>たけっちさん
僕も道南の林道50km走っりきって土砂崩れ通行止めでゲートが閉まっていたことがあります。
その土砂崩れをもう一度フルパッキンのアフリカツイン越えるのは...道が流れてて川渡りもしたし...ヒグマの糞もたくさん見たなぁ...
薄暗い中引き返すのは無理と判断。
幸い車載工具で分解出来て事無きを得ました。
投稿者: Lee(管理人) | 2007年06月16日 10:27
日時: 2007年06月16日 10:27
お久しぶりです。のむさんです。
あのぉ・・写真、まだありますか?
あれば、もう一回もらえないでしょうか・・。CDに落とせなかったのです。
投稿者: のむさん | 2007年09月19日 22:01
日時: 2007年09月19日 22:01
ありますよ~
今準備しているのでちょこっと待ってね。
投稿者: Lee(管理人) | 2007年09月19日 23:14
日時: 2007年09月19日 23:14
>のむさん
写真はアップロードしてURLは既に直メールにてお知らせしました。
もし届いていないようでしたらまたお知らせ下さいね。
投稿者: Lee(管理人) | 2007年09月25日 11:53
日時: 2007年09月25日 11:53
ありがと~。本日、無事CDへ投入できました。
(^^)別メールでも、お礼を書きました。こちらも是非見てやってくださいね。
投稿者: のむさん | 2007年09月30日 15:13
日時: 2007年09月30日 15:13