北海道(2007/8/17~8/20) 1/4

 2000年以降、夏は9月に北海道を訪れている。天候が安定するとか、空いているとか、祭りが多いとか、イクラが旨いとか、理由はいろいろある。しかし北海道に行き始めた頃を思い返してみるとの一番の魅力は人との出会いだった気がする。9月はフレッシュな若者も少なく、人が集まるのは局所的だ。そこで今回は擦れた旅人ばかりの9月と、家族連れで混み合うお盆は避け、その間を狙ってみることにした。
8/17(金)晴れ
 フェリーに乗るため敦賀へ。ETC通勤割引の都合上、かなり早く着いてしまうので夕食は敦賀でとることにした。
 市街地の屋台「ごんちゃんラーメン」へ。 やわらかめの中太ちぢれ麺にトンコツ醤油。シンプルな味だけど美味しかった。 味が濃いのであとですごく喉が渇いた。
ごんちゃんラーメン
ラーメン550円

 午後10時にはフェリーターミナルに着いてしまい、乗船開始まで3時間もある。
 午前1時、「すいせん」に乗船。最終的にバイクは25台くらいだった。 いつもよりは台数は多いが、グループが多いのでつまらない。
8/18(土)晴れ
 今回は映画を2本上映してくれたのでわりと退屈しなかった。
 午後9時に下船し、夕飯を食べに苫小牧の回転寿司「クリッパー新富店」へ。 ネタはまずまず。ここは深夜1時までやっているので閉店を気にせず食べられるのが良い。 お客は深夜トラックの運チャンが多かった。
クリッパー新富店
寿司

 明日どの方面に向かうかまだ決めていなかったので、あまり動かず近くで泊まれそうな場所を探したところ、苫小牧西港に公園を見つけた。人気がない割にコンビニが近くて便利だ。

8/19(日)晴れ
 週間天気予報によるとこれから数日は天気が良さそうだ。 昨年アクシデントで諦めた大雪山旭岳登山に向かうことにした。
南3号公園

 富良野の「甘太郎」でハムタイと新発売のカレータイを購入。一見普通のたいやきだが、割ってみるとハムマヨネーズとカレーが出てきた。生地が甘いのでちょっと不思議な味だけどなかなかいける。のぼりには「彼れータイ」と書いてあるけどどういう意味なのか?
甘太郎
ハムタイとカレータイ

 美瑛駅前の「ファミリーレストランだいまる」へ。北海道にはチェーン店でない「ファミリーレストラン」が多い気がする。普通のレストランとどう違うのかわからないが...
 美瑛町では数年前からカレーうどんを名物にしようという試みがされている。 一度食べてみたいと思っていたのでカレーうどん(770円)を注文した。
だいまる
カレーうどん

 うどんをゆでるのに時間がかかるらしく20分ほど待たされた。 つけめんのようにルーとうどんが別になり、パンが付いてきた。
 まずうどん自体が美味しくなかった。オマケの自家製パンもイマイチ。 材料の小麦は地元産らしいのだが、それがうどんに向いているのかどうかという気もする。 (ちなみに香川のさぬきうどんはほとんどオーストラリア産。)
 カレーは一見スープカレーみたいだが、野菜は揚げたものをトッピングしているだけ。 それはそれで美味しいが、シチューに使うような厚めの豚肉を湯煎して入れているのは良くない。 堅くて味が浸みていないし、臭みもある。 肉ぐらいは煮込んでほしいところだが、このやり方にするなら薄い肉にすべきだった。
 そもそも、温かい麺とスープを分けて出す意味が分からない。それなら少し煮込んだ方が味が浸みて美味しいと思う。
 この店一軒食べただけで決めつけられないが、「名物」を名乗るのならどの店でもそれなりに美味しくなくてはならない。定着するにはもう少し時間がかかりそうだ。

 美瑛のスーパーで食料を買い出し。旭岳温泉の登山口、公営の無料駐車場にバイクを停め登山準備。
 ロープウェイを使って一気に標高1600mへ。 100人乗りの大型ゴンドラなのだが、時間が時間なので乗ったのは自分を含め3人だけだった。 片道1500円は痛いが、時間が節約できるのはありがたい。
 午後1時30分姿見駅に到着。
一気に標高1600m
姿見駅到着

 駅から出ると、目の前に旭岳が。駐車場で汲んだ水は飲用できるかどうか怪しいので売店でスポーツドリンクを購入。 駅備え付けの入山届けを記入して出発した。

 午後2時、「姿見の池」到着。ここが五合目となる。
 背後の地獄谷からは濛々と白煙が上がっている。大部分の人はここで引き返すようで山頂まで行く人は少数のようだった。
姿見の池
姿見の池

 午後2時30分、六合目(標高1800m)に到着。五合目まではブヨが多く長袖が必要だった。ここでは森林限界を超え、その必要もない。左手の地獄谷からの臭気で、風向きによっては息苦しい。
六合目
地獄谷

 午後3時、七合目(標高1930m)に到着。 右手には複雑に入り組んだ無数の谷が刻み込まれた広大な地形が広がる。氷河による浸食だろうか。
七合目
無数の谷

 午後3時20分、八合目(標高2060m)に到着。見上げると稜線上に金庫岩らしき四角い岩が見え、その先は雲に覆われている。
 金庫岩は姿見の池からも見ることが出来、登山道沿いにあるので当面の目標となる岩だ。しかし右手に登山道を外れた方角にはニセ金庫岩というのがあるので注意が必要らしい。
八合目
金庫岩?

 午後3時45分、九合目(標高2190m)到着。 金庫岩は遠くからはサイコロのように見えたが、近くで見るとまさに巨大な金庫だ。
九合目
金庫岩

 午後4時5分、山頂到着。もちろん誰もいない。所々雲は出ているが視界はまあまあ。 360度見渡す限りのやまなみ。大雪山系の大きさを十分に感じることができた。
旭岳山頂

山頂パノラマ画像

 旭岳の裏を見下ろすと、テントが2張見える。 隣に雪渓があるので水場もありそうだ。 もう誰も来そうにないし、山頂に泊まることも考えたが、テント場まで降りることにした。
裏旭野営地を見下ろす

 ここの下りは、凄い急斜面で砂地で崩れやすく歩きづらい。 登りだとかなり辛そうだ。
 午後4時40分、野営地に到着。先客は大学生パーティ6人だった。
 風よけの岩組が多数あり、自分はサイトの一番奥に設営した。
テント場

 雪渓からの雪解け水がテント場近くまで流れてきている。 とても冷たくビールを冷やすには最適だ。しかし洗い物は手が凍えそう。 夕日を眺めながらカレーライスの夕食。
夕日
夕食

 日が暮れると雲が出てきてしまい、期待していた星空は見られなかった。
8/20(月)晴れ
 早起きして旭岳山頂で御来光を、と思ったが、あいにくガスっていたので諦めた。 しかし、テント場に日が射す頃には晴れわたり、美しい朝日を拝むことが出来た。
御来光

 午前5時30分、夜明けとともに出発。
 10分ほどで間宮岳分岐に到着。左手にはクレーターのような円形地形が見える。 先に出発した大学生パーティに追いついたが、彼らは層雲峡方面に向かうようだった。
クレーター

 午前6時10分、間宮岳山頂到着。とはいってもただの平地。一応銘板は建っているが、どこがピークなんだかわからない。
間宮岳
 御鉢平カルデラ。有毒ガスの為、立入禁止の看板が建っていた。
カルデラ平地

午前6時30分、中岳分岐に到着。
中岳分岐

 午前7時、もう一つの目的地、中岳温泉に到着。登山道沿いに湯が湧いている。 時間が早いのでまだ誰も来ていないようだ。少し底をさらって入浴。湯温は熱めなので川の水で調節。
中岳温泉

 午前8時10分、裾合平分岐。 ここからは降りたり登ったりを繰り返す。地獄谷の白煙が見えてきたところで旭岳を一周して来たことを実感する。
旭岳

 登山道でシマリスを発見。2匹見つけた。
シマリス

 夫婦池の向こうに姿見駅が見える。 夫婦池から急に人が多くなった。おそらく登山に向かう人は逆周りなのでこちらに来る人は散策目的の人達なのだろう。
姿見駅方面
池からの旭岳

 下りは歩こうかとも思ったが、駐車場のバイクも心配なのでロープウェイを使うことにした。 今の時間も降りる人はほとんどいなくて、お客は3人だった。下りの1500円はさらに割高に感じる。

 駐車場を出てしばらく走ると大雪の源水の看板があったので寄ってみた。 昨日飲んだ雪解け水の方が明らかに源水であるるが、しっかりと濾過され多くのミネラルを含んだこの水の方が美味しいに違いない。
大雪源水

 昼食を食べに富良野の「かりん」へ。チーズラーメンを注文。 お昼時なのでカウンター席の端を指定され座った。 それは構わないのだが、食べている横で、他の人の定食ものを配膳するのには参った。 どうしても少しはスープが飛んでしまうので気をつかう。
 みそラーメンにふらののワインチェダ-チーズが乗っている。 麺の触感を損なうもやしをラーメンに入れるのは大反対なのだが、もやし、チーズ、味噌の相性は抜群。これは認めざるを得ない。 しかし、「チーズと麺を絡めて食べるように。」との指示は余計だった。 やってみたらチーズで麺の食感が台無し。絡めないで食べた方が旨い。
かりん
チーズラーメン

 食べている最中、おばちゃんがこの店を何で知ったのか?としつこく聞いてくる。 来たのは初めてだが、ずいぶん前から知っていたし覚えていない。 どうやら「ツーリングGoGo」という雑誌と言わせたかったらしく、そう言えばトウキビをくれるサービスをしていたらしい。結局言わなかったけどトウキビはくれた。
 食べ終わると「美味しかったでしょ?」とおばちゃんは味に相当自信があるようだ。 まあ美味しかったけど、そう言われて不味かったと言う客はいないだろう。 ちょっと押しつけがましい雰囲気が玉にキズの店だった。

 狩勝峠を越えて帯広へ。 六花亭に寄ってお土産の発送を済ませ、ケーキタイム。 サクサクタルトというのがたぶん新製品っぽいのですかさず注文。
サクサクタルト

 音更の蘭亭へ。 メニューを見ようとしたら「豚丼でいいかい?」とおじちゃんに言われた。 そのつもりだったので豚丼を注文。 ライダー割引で900円を800円にしてくれてコーラのおまけが付いた。 コッテリした豚丼の後のコーラは意外と合う。
蘭亭
豚丼

 このご主人は「ライダーハウスおとふけ」が無くなったことをとても嘆いておられた。 泊まったことはないが有名なライダーハウスだった。
 本別町の静山キャンプ場に到着。 広いサイトに4張りほど。温泉に隣接しており、静で良い無料キャンプ場だ。 炊事場で挨拶するとどっかで見た顔、バイクを見て思い出した。 7年前美深だ会った人だ。 話すうちに向こうも思い出してくれた。 4張りしかないマイナーなキャンプ場で再会するとは不思議である。
本別静山キャンプ場
7年ぶりの再会

 聞くと、ここの温泉は今月一杯で営業を終了するとのことで、それを惜しんで1ヶ月ほどここに連泊していると言う。自分はここは初めてだが、閉鎖前に来れたのはラッキーだったかもしれない。
山渓閣温泉ホテル


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2008年02月03日 13:25に投稿された記事です。

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