北海道(2006/9/1~9/18) 3/3

9/11(月)晴れ
 霧多布岬のキャンプ場を出発。
 帯広で昼飯を食べに豚丼の「とん田」へ。ここの特徴はロース、ヒレ、バラと3種類の肉が用意されていることだ。どれも普通盛り680円と値段も安い。見た目はバラが美味しそうだったが、今回は定番のロースを注文。 初期状態ではタレは少なめで、好みに合わせて自分でかけるシステム。 ご飯がべちょべちょになるぐらいたくさんかかっているよりはこの方がはるかに良い。 肉とタレの量を選べ、値段も安いのが気に入った。 次回はバラかヒレを食べてみたい。
とん田
ロース豚丼

 日勝峠を越え、国道274号をひたすら西へ移動し岩見沢に到着。
 夕飯を食べに岩見沢駅前の西谷食堂へ。開花丼という聞き慣れないメニューがあったので注文してみた。出てきたのは豚肉と玉葱の卵とじ丼だった。どうも開花丼というのは他人丼のことのようだ。 おばさんに名前の由来を聞いてみたところ、明治時代に入植してきた時、飼っていた豚と玉葱を使ったのが始まりらしい。どうも文明開化から来ているようだ。
西谷食堂
開花丼

 宿泊地は岩見沢市にある北村ふれあ公園キャンプ場。普通の公園みたいだが無料のキャンプ場だ。 温泉施設の裏にあり、コンビニも近く便利な所だがバイクは数台しかいなかった。
北村ふれあい公園キャンプ場

9/12(火)晴れ
 朝見覚えのあるライダーがいたので話しかけてみると羅臼国設キャンプ場で一緒に宴会していたVTR250の大学生だった。こんなところで会うとは奇遇だ。
VTR250の彼と再会

 留萌方面から海岸線の国道232号を北上。天気が良く交通量も少なく快適だ。
爽快シーサイドルート

 苫前からベアーロードに入る。目的地は三毛別地区の羆事件現場だ。現場までの18kmは数キロごとにクマのプーさんみたいな絵の看板があるので迷うことはない。最後の数キロはダートだった。 ここは多数の死傷者(6人死亡)を出す羆害事件現場であり、当時の様子が再現されている。本当に羆が出そうな寂しいところで、観光客どころか人気が全くなかった。
羆事件現場
事件のあらまし

 再現された羆はさすがにここまで大きくないだろうという気もするが、リアルなので知らないで遠くから見たらビックリするかも。実は上半身だけで塀の向こうはなんにもなし。 アフリカツインが小さく見える。
巨大羆の襲撃
現場全景

 国道239号に戻り、霧立峠を越えて幌加内方面へ。昼飯に幌加内蕎麦を食べるため「霧立亭」に立ち寄った。もり蕎麦(600円)を注文。蕎麦はまあまあだが、もう少しシャキッと冷やして欲しかったところだ。つゆも塩っ辛くてダシが今ひとつ。とはいえ、値段を考えれば文句も言えないところか。
霧立亭
もりそば

 国道239号を士別へ抜け、国道40号を北上し、名寄へ。ダート十数キロでピヤシリ山登山口に到着。 山頂まで林道は続いているのだが、ゲートがあるのでここからはバイクを置いて歩かなくてはならない。
ピヤシリ山登山口

 緩やかな坂の林道を30分のお手軽登山。簡単に登れる割には素晴らしい眺めだった。十数時間歩いても山頂のご褒美がなかった知床岳、羅臼岳と比べると少々皮肉な結果ではある。
ピヤシリ山山頂
大パノラマ

 宿泊地の旭川21世紀の森キャンプ場へ。要予約でゴミ持ち帰りと聞いていたが、実際には予約なしでも泊まれたしゴミも引き取ってもらえるようだった。無料温泉まであって管理も行き届いた素晴らしいキャンプ場だがキャンパーは他に2人しかいなかった。
旭川21世紀の森キャンプ場

 原則としてキャンプ場利用者しか使えない無料温泉21世紀の森無料温泉へ。石けんは使えないが歩いて行ける距離に暖まれる無料温泉があるのはすばらしい。地元の人も多く利用しているようだ。
21世紀の森無料温泉

 夕飯を食べに旭川市街地のラーメン「青葉」へ。醤油ラーメン(650円)を注文。 注文前に客にどこから来たのかを必ず聞いて厨房に伝えている。 理由はわからないが、地方によってスープの濃さを変えているのではないかと想像する。 味は大満足。今まで食べた中で一番旭川ラーメンらしい気がした。 自分の次のグループが入るとスープが無くなり、のれんが下ろされた。 危ないところだった。
青葉
醤油ラーメン

 まだ小腹が空いていたので回転寿司のちょいすへ。 明日は旭岳登山の予定なのでキャンプ場に戻り準備をして就寝。
9/13(水)晴れ
 登山は今のところ1勝2敗。今回の旭岳で大逆転を狙って準備万端。
 午前6時。やや意気込んでキャンプ場を出発した。
 ところが、30分ほど走ったところで突然エンジン停止。 スイッチを押してもセルモーターが回らない。 どうも電装系トラブルのようだ。 カウルを外してヒューズをチェックすると、 セル&燃料ポンプのヒューズが切れている。 予備を刺してもまた断線。タンクも外してハーネスを全てチェックしてみたが、外見上は異常なし。
 悪戦苦闘の末、燃料ポンプのコネクタを抜けばセルが回ることを突き止めた。 非常手段で燃料ポンプを外して燃料ホースを直結。 これで満タンなら自然流下で100kmくらいは走れるはずだ。 昨日給油しておいて良かった。
 修理したバス停の名前が「記念坂」。確かに忘れられない出来事になりそうだ。 時間も早く店も開いていないのでとりあえずキャンプ場に戻った。
バス停で解体中

 キャンプ場で今後どうするか考えた。 修理するにしても原因が不明なのでいつまでかかるかわからない。 かといって不安を抱えたまま応急処置で旅を楽しむ気にもなれない。 とりあえず仙台行きのフェリーに乗り、バタ子の実家で体勢を立て直すことにした。 仙台からなら最悪直らなくてもフェリーで名古屋まで帰ることができる。 (本当の理由は生後3ヶ月のバタ男に会いたかったのだ。)
 2泊の予定だったが事情を話しキャンプ場撤収。苫小牧方面へ出発。 自然流下では時々ガソリンが不足するのかスピードを出すとエンジンが止まりそうになる。 こまめな給油が必要だ。
 昼飯を食べに富良野で人気のカレー屋さん「唯我独尊(ゆいがどくそん)」へ。 行列で30分近く待たされた。自家製ソーセージカレー(1100円)を注文。 並んでまで食べるほどの味でもないなというのが食べてみての率直な感想だった。 コーンやらカボチャやらのトッピングは良いのだが、メインの「自家製ソーセージ」が塩辛すぎ。 カレーと一緒に食べるのだから、もう少し薄味の方が良いと思う。 また、ソーセージはアツアツで噛み切るときのパリッとした歯ごたえが魅力だと思うのだが、 細かく切って、しかも冷めていてはせっかくの「自家製ソーセージ」が台無し。 カレーはおいしいとは思うけれど、値段、行列、味と総合的に判断してもう行くことはないだろう。
自家製ソーセージカレー

 セイコーマートで羅臼で別れたTT-R250のジャイさんと再会。3回目の偶然。しかも帯広、羅臼、富良野と場所もバラバラ。よほど縁があるみたい。
TT-R250のジャイさんと再会

 午後4時、フェリー「きそ」乗船。 10年前に乗ったときよりずいぶん綺麗に改装され、豪華客船のようだ(乗ったこと無いけど)。 2等和室は旅館の大広間の様でしかもガラガラだった。昔乗った時は薄暗い部屋に身動き出来ないくらい詰め込まれた記憶がある。
きそ2等和室

9/14(木)雨
 仙台港上陸。雨の中1時間ほどでバタ子の実家に到着。
 久しぶりに会ったバタ男は父の顔を忘れたみたいで抱いたら泣かれた。 それを見てなぜかバタ子は大喜び。
 近所のバイク屋さんに部品を取りに行って必死の修理。
9/15(金)曇り
 修理したはずが出発したあと100mほど走ったところで再び故障。 調べてみるとまたまたヒューズが切れている。 とりあえず自走で帰れるようにはしたい。 燃料ポンプ自体は動くが接続するとショートしてしまう。 応急処置としてフェールポンプリレーを介さず直にポンプを動かしてみることにした。
 これでとりあえず走れるにはなったのだが、かすかな異音に気づいた。 音のするところを探してみると、パチパチとスパークしている箇所を発見。 ポンプを直結したことで被服が溶け、短絡箇所を特定することが出来たようだ。 わかって見れば単純なことであったが、旅先での電装系トラブルは実に厄介だ。 今度こそ完全復活!
9/16(土)曇り
 2度目の出発。やっとパパの顔を思い出してくれた最愛の息子バタ男と別れるのは辛い。 できればタンクバックに入れて連れて行きたい。
2度目の出発

 今日は南会津で行われるビックオフロードクラブのオフミーティングに参加することにした。メンバーではないので飛び入り参加である。
 飯坂温泉の鯖湖湯へ。入湯料200円。古くからの共同浴場らしいが立て替えられたばかりのようで建物は新しい。木造で、脱衣所と浴室に仕切はなく、浴槽は御影石、と昔ながらの共同浴場の作りにこだわりが感じられる。外には大きな貯湯塔がある。
鯖湖湯
貯湯塔

 以前食べたカルビーラーメンが美味しかったので「若菜」に立ち寄ってみたが、開店までだいぶ時間があるので諦めた。前回来た時も閉店だったのでついていない。看板が米沢ラーメンに変わっていたのが気になった。ご当地ラーメンとしてブランド化されたのか?
若菜

 米沢市街にはいたるところに米沢ラーメンののぼりが立っている。気になるので食べてみようと思い、開店時間まで時間をつぶすため上杉神社に立ち寄った。
上杉神社

 上杉謙信が祭られているらしい。上杉鷹山の銅像もあった。
上杉鷹山
上杉謙信

 お土産物屋にうこぎソフトなるものがあったので食べてみた。うこぎというもの自体知らないのだが米沢の名産らしい。よもぎのような風味だった。
うこぎソフト

 米沢ラーメンの「喜久家」へ。この店が代表的な味なのかどうかわからないが、麺は細ちぢれ麺、牛骨ベースはスッキリとした味わいだった。ご当地ラーメンとして売り出すには少々特徴がない様に感じた。
喜久家
米沢ラーメン

 喜多方ラーメンを食べに喜多方市の「源来軒」へ。 ラーメン(550円)を注文。 喜多方ラーメンといえばチェーン店でしか食べたことがなかったが、 ここは喜多方ラーメン元祖の店だそうで極太のちぢれ麺は旨かった。
源来軒
喜多方ラーメン

 会津といえば白虎隊。有名な飯盛山にやって来た。 おみやげ物屋の無料駐車場にバイクを停めると 係員が寄ってきて、無料で停めさせてあげるかわりに必ずおみやげ物屋に寄るように!としつこく念を押す。雨が降りそうだから傘を貸してあげると言われたが、何か買わされそうなので「傘持ってます。」と断って急いでその場を離れた。
 登り口には有料エスカレーター(250円)があり、 「歩いて登るのは本当~に大変でございます!!どうぞご利用ください!!」 と放送を流し、しつこく不安を煽っている。 急な石段ではあるが、頂上も見えてるし、そんなに大変そうではないのでそのまま登り始めた。
飯盛山

 5分ほど登ると中間駅があり、値下げされて100円になっていた。 ここまで登った分が150円と分かった今、全く乗る気にはならない。
 結局頂上までは10分ほどだった。 ほとんど乗ってる人はいなかったが、老人や足が悪い人などどうしても必要な人もいるだろう。 逆に、そういう人だけからお金を取るやり方は時代に逆行しているような気がしてならない。
中間地点

 頂上に到着すると、白虎隊を讃える為イタリアから贈られた碑が建っている。かなり大きく、ちょっと場違いな感じ。その隣で白虎隊士に扮したお姉さんがラジカセの音楽にあわせて踊っている。でも、なんでお姉さん?
ローマの柱
剣を振りまわすお姉さん

 白虎隊自刃の地には鶴ヶ城を遠望する隊士の石像が建っている。 実際に鶴ヶ城の方を見ているらしいので真似して見たがゴチャゴチャしてどれがそうなのか良くわからない。よーく見ると見つかった。(ヒント:中央の赤白のアンテナの向こう。)
鶴ヶ城を望む石像
鶴ヶ城

 広場の奥には白虎隊の墓があり線香が供えられていた。 行きとは別のスロープを下るとさざえ堂がある。内部が二重螺旋の構造になった珍しい建物である。
白虎隊の墓
さざえ堂

 駐車場に戻るとさっきの呼び込みが営業トークで話しかけてきた。 バイクについての知識が乏しく、大して興味もないくせにとんちんかんなことばかり聞いてくるのであまり相手にせず急いで退散した。
 鶴ヶ城に到着。立派な城だが近くで見ると意外と安っぽい。そういえば時代劇の鶴ヶ城もCGだったなぁ。
鶴ヶ城

 湯野上温泉の無料露天風呂へ。温泉街の奥の河原にあるのだが、道がわかりにくくちょっと迷った。 かなりのタイトコーナーを下る。対向車が来たら立ちゴケ必至だ。 風呂は広くて空いていて気持ちよかった。
湯野上温泉の無料露天

 キャンプ地である木賊温泉近くのシルクバレーキャンプ場へ。 ビックオフロードクラブの宴会に混ぜてもらった。 知った人も何人か、かなり久しぶりの人も。 その中に愛媛ののぶかわさんが居てビックリ。彼とは去年のGWに九州のキャンプ場でバッタリ会ったばかり。なんでここにいるの?と、いつも言われるセリフを言うことになった。
 会長の車に乗せて頂き皆で木賊温泉の共同浴場へ。
木賊温泉共同浴場

9/17(日)曇り
 ビックオフロードクラブのキャンプは今日も続くが、今日は午後から天気が崩れ、明日も雨の予報なので予定を1日早め、今日帰ることにした。出発前に集合写真。  
ビッグオフ軍団
集合写真

 アフリカツインだけ集合。8台集まるなんて久しぶりだなぁ。
アフリカ軍団

 そろそろ出発しようかというころ、岩手から親子タンデムで参加のうめさんが転倒。 タンデムなら少しは慎重になりそうなものだが、さすがうめさん。ワイドオープンで豪快にスリップダウン。 怪我がないことを確認すると、起こすより先に撮影会開始。
うめさんパフォーマンス

 間違いなく一番遠いのぶかわさんと、自分は木賊温泉の露天風呂へ。
木賊温泉

 温泉の駐車場でのぶかわさんとお別れ。またどこかで。
のぶかわさんとお別れ

 栃木県日光市の三依で「つちや」という食堂に立ち寄った。辛子ラーメンを注文。 溶き卵のあんかけ風スープ。具の豆腐とちょっと変わったラーメンだった。 ボリュームはあるが辛子の風味が強すぎ。麺にスープが絡みすぎて辛かった。
つちや
辛子ラーメン

 塩原温泉街を走っていると「スープ入り焼きそば」なる看板を多く目にする。 なんじゃそりゃ?と興味を持ったのでたまたま通りかかった「釜彦」という店に入ってみた。  さっそくスープ入り焼きそば(700円)を注文。 食べてみて似てると思ったのは「チキンラーメン」。 具は焼きそばと同じく豚とキャベツ。 味はソースのような醤油のような微妙な感じ。 不味いというほどでもないがチープ感は否めない。 300円なら食べてもいいかな~という程度。 元々ソースカツ丼が売りの店みたいなのでそっちを頼めば良かったかも。
スープ入り焼きそば

 ツーリングマップルは東北までしか持っていないので塩原ICで東北自動車道に乗った。
 東京に入ると雨が振り始めた。首都高、東名を経由し、午後9時ごろ帰着。

旅の感想
 今回の旅では、まず、快く行かせてくれたバタ子に感謝したい。
 知床沼へのトレッキングは非常に貴重な体験だったと思う。 しかし、知床岳への登頂は果たせず、羅臼岳も雨で、後半は思わぬアクシデントにより離道... 全体としては中途半端に終わった感は否めない。車両の整備は日頃からしっかりしてきたつもりなのでトラブルは仕方がないが、そのほかには反省すべきこともあった。次回の旅に生かしたい。

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コメント (2)

たけっち:

楽しませていただきました。
旭川21世紀の森キャンプ場って有料ですか?
うちではLeeさんが有料のところに泊まるワケない、という話になりました(失礼!)
喜多方ラーメンと米沢ラーメンって区別つきにくいですよね。
近くだから、そんなに差が無くてもあたりまえだと思いますが、
個々の店の違いを加味すると、かなりむずかしいと思うのですが・・・。
うちが味オンチなのかな?

>たけっちさん
たまには有料も使いますよ。
羅臼とか美深とか。
21世紀の森キャンプ場は無料でした。おそらくハイシーズンには予約が必要でゴミも持ち帰りになるんだと思います。

米沢ラーメンは喜多方ラーメンほど麺が太くなかったですね。

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この記事について

2007年02月24日 21:06に投稿された記事です。

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