9/21(水)晴れ
昨日とは打って変わった青空。
二ツ池で1日停滞する手もあったか?と少し後悔。
いや、停滞しても回復する保証はなかったし、
あの暴風雨ではテント場もどうなっていたかわからない。
早めに下山できて正解だったと思い直す。朝食に漁火祭でもらった餅をランタンで焼く。
ここで、バタ子が「妊娠したみたい。」と言う。
硫黄山の登山中にもその話は出ていた。
そのため、途中から荷物の配分を減らし、ペースも落としていたのだ。
だが、そうだとすれば妊娠中に、カヌーで水に落ちたり、斜里岳登山、硫黄山~羅臼縦走登山、飲酒もしていたこ
とになる。
すぐにフェリーを予約して帰るようにと言ったが、バタ子は帰るのは嫌だ言う。 自分としては少しでも早く安全なところに移動し、おとなしくしてほしかった。 バイクに乗っていれば立ちゴケでも胎児の命を危険にさらしかねない。
しばらく押し問答を続けたが、苫小牧まで送って行くのなら帰ってもよいと言うことになった。 自分が乗るフェリーは4日後なので、今から苫小牧に戻されるのは痛かったが、今は聞き入れてもらうことの方が大事だ。 明日の夜のフェリーを予約し、とりあえず福島の実家まで帰ってもらうことで手を打った。
午前10時、羅臼を出発。 今日は北回りで富良野方面まで移動することにした。 知床峠ではこの晴天でも羅臼岳に雲がかかっているのが見えた。 午後1時、北見の回転寿司トリトンへ。 昨年12月に来たときにあった「味噌カツ巻き」はなくなっていた。 愛知万博はまだ開催中だが、名古屋ブームは既に去ったらしい。 午後5時、富良野。ドラマ「優しい時間」のロケが行われた喫茶店「森の時計」へ。 はっきり言ってドラマの出来はイマイチだったが、 なんだかんだ言って結局全部見ていた。 この喫茶店はドラマの撮影のために脚本家の倉本聰が設計して建てられたもので、 放送終了後はそのまま喫茶店として営業しているのだ。 寺尾聰扮するマスターがいつもお昼に食べていた「森のカレー」とコーヒーを注文。 バタ子は「森のクリームシチュー」を注文。こちらは椎茸が入っていたので注文しなくて良 かった。 ドラマの設定と同じで、カウンター席なら自分でミルを回して豆を挽くことができる。 挽き終わった豆を差し出すと、マスターがコーヒーを入れてくれる。 ちなみにマスターは富良野プリンスホテルの人らしい。 午後7時30分、美瑛のライダーハウス「蜂の宿」に到着。 客が少なく、バタ子以外に女性はいなかったので特別に2人で女性部屋に泊まらせてもらった。 風呂は美瑛駅前の銭湯へ。
※ライダーハウス「蜂の宿」は2006年3月をもって閉鎖されたため、これが最後の宿泊となった。 午前10時、昨年12月に来たときには運悪く年末休みだった旭川の「旭山動物園」へ。 ツアーの団体客が多いようで、平日なのに開園30分前からゲート前に行列が出来ていた。 昨晩「蜂の宿」に泊まった人も半分ぐらいは来ていたようだった。 東京の上野動物園や、名古屋の東山動物園等と比べると規模は大きくないが、 展示方法がとても工夫されている。 飼育係が直接説明してくれたり、動物との距離がとても近いことなど 小さな動物園であることを逆に武器にしているという印象だった。 夏の入場者数が日本一なのもうなずける。
動物園の猛獣にはのんびりした印象を受けることが多いが、 ここではトラの檻の隣にライオンの檻を配置し、お互いに緊張感を持たせる工夫をしている。 普段樹上で生活するヒョウは、金網の下から見られるように工夫されている。 他にもオランウータンの綱渡りを真下から見られる等、 動物の習性をうまく利用した展示が多く見られた。 ニアミスなら何度かしているヒグマだが、実物を見るのは初めてである。 こんなでかいのに襲われたら絶対助からないだろう。 シロクマは地上と、プールの中を観察できる。 地上ではだらしなく薄汚れたモップのようだが、水中では生き生きと泳いでおり、その対比がおもしろい。 餌の時間になると飼育員が魚を水中に投げ込んでくれるので、 シロクマがそれを追いかけてプールに飛び込むショーが見られる。 彼らは実際にはアザラシを食べるらしい。水に飛び込むとガラス越しに観客の方に向かってくるのでアザラシと間違えているのかもしれない。 こちらはシロクマの主食、ゴマフアザラシ。 地上では警戒心が強い彼らだが、水中では観客の前の透明なパイプを通過したりして遊んでいる。 ペンギン館では、地上を歩くペンギンを間近で見られる。 手を伸ばせば届いてしまう距離だ。 ほかの動物園や水族館では考えられないぐらい近い。
プールでは水中を猛スピードで泳ぐペンギンが観察できる。 彼らは水中を飛ぶ鳥のようだ。 旭川動物園を後にし、富良野の「フラノーブル」で昼食。 松尾ジンギスカンの直営店だけあって「ジンギスカンラーメン」というのがあったので注文。 予想通り、普通のラーメンにジンギスカンを乗せただけのようだった。 一人でジンギスカンを食べるのはちょっと寂しいという人には良いかも知れない。 午後4時、苫小牧にバタコを送り届け、解放された。 今夜の予報では降雨確率100%。 このままここに居てもしかたがないので 帯広方面に戻ることにした。 峠を越えようとしたが、雨が激しく、霧で視界もない。 途中で引き返し、海沿いの道の駅むかわに再びテントを張った。
お店の人がとても親切で、 雨で濡れているのを気遣ってストーブの前に席を取ってくれたり、周辺の交通取り締まり情報まで教えてくれた。 一旦ライダーハウスに戻り、休んでいると雨が止んだ。 夕食も外食することにし、 帯広の「ぶた八」へ。豚丼を注文。肉が多すぎてどんぶりが見えない。 表面を少し焦がした焼き方が香ばしくてとても良い。 量、味ともに満足できる豚丼だった。 大正カニの家泊。他の人たちは屋外で飲んでいたが、自分はおなかが一杯だったので早めに就寝。
午前8時、阿寒湖到着。阿寒湖から流れる阿寒川沿いに秘湯があるとの情報を得てやってきたのだ。 特に名前はないようなので仮に「阿寒川温泉」とする。 阿寒川に架かる橋の近くにバイクを停め、 右岸側に降りると、遊歩道があるので下流に向かって進んでゆく。 だんだん道がなくなるが踏み跡を頼りに進んでいると対岸に湯煙が見える。 右岸側でもところどころで湯気が出始め、 湯が湧いているところもあった。 30分ほど歩いたところで入れそうな大きさの湯溜まりがあったので入ってみる。 源泉は熱湯なのだがここは川の水が混ざって丁度良い湯加減だった。 ここ以外にも大量の湯が滝のように沸き出しているところもあり、 また対岸にも何カ所か湯気が昇っているのが見えた。 今回散策したのは右岸川だったが、左岸側には旅館跡がありさらに大量の湯が川 に注いでいた。 時間があればもっと探してみたかったが、今回はこれで切り上げることにする。 いつか、湯船を作るためのビニールシートを持って再調査に訪れたい。
糠平の温泉街に立ち寄り、昨日食べ損ねた「みはる食堂」へ。 この店にはメニューがなく、席に座って黙ってしばらく待つとおじさんが豚丼を持って来た。 厚めのロースを炭火で時間をかけて焼いている様子だ。 「大盛りが欲しければ言ってくれれば値段は同じだよ。まあ普通が大盛りだけどね。」と言っていた。 上士幌の近くの「芽登(めとう)温泉」へ。 近道しようとして林道経由を行ってみたが、途中もの凄い荒れ方でアンダーガードに泥が詰まる。 フルパッキンでスタックしたら目も当てられないので慎重に通過。 午後2時、ドロドロになりながらなんとか辿り着いた。 内湯は男女別で露天は混浴。日帰り500円。林道の泥と疲れを洗い流す。
帰りは反対方向に進むと3キロほどで舗装路に抜けた。 こちらからならロードバイクでも来られそう。 泥遊びがしたいのでなければこちらから来るのが正解のようだ。
午後7時、 苫小牧に到着。道内最後の夕食のため回転寿司「海天丸」へ。 今日は最終日だというのに500km近くも走ってしまった。
午後11時、乗船。
後半は色々あったが、全体としては満足のいく旅だった。 今回は殆ど2人で行動し楽しいことも多かったのだが、 やはり一人旅もいいと思った。出来ることなら次は1人で来たい。 そして無事に赤ちゃんが生まれ、元気に成長したなら、いつか3人で北海道に来たい。 新しい夢が出来た旅だった。
すぐにフェリーを予約して帰るようにと言ったが、バタ子は帰るのは嫌だ言う。 自分としては少しでも早く安全なところに移動し、おとなしくしてほしかった。 バイクに乗っていれば立ちゴケでも胎児の命を危険にさらしかねない。
しばらく押し問答を続けたが、苫小牧まで送って行くのなら帰ってもよいと言うことになった。 自分が乗るフェリーは4日後なので、今から苫小牧に戻されるのは痛かったが、今は聞き入れてもらうことの方が大事だ。 明日の夜のフェリーを予約し、とりあえず福島の実家まで帰ってもらうことで手を打った。
午前10時、羅臼を出発。 今日は北回りで富良野方面まで移動することにした。 知床峠ではこの晴天でも羅臼岳に雲がかかっているのが見えた。 午後1時、北見の回転寿司トリトンへ。 昨年12月に来たときにあった「味噌カツ巻き」はなくなっていた。 愛知万博はまだ開催中だが、名古屋ブームは既に去ったらしい。 午後5時、富良野。ドラマ「優しい時間」のロケが行われた喫茶店「森の時計」へ。 はっきり言ってドラマの出来はイマイチだったが、 なんだかんだ言って結局全部見ていた。 この喫茶店はドラマの撮影のために脚本家の倉本聰が設計して建てられたもので、 放送終了後はそのまま喫茶店として営業しているのだ。 寺尾聰扮するマスターがいつもお昼に食べていた「森のカレー」とコーヒーを注文。 バタ子は「森のクリームシチュー」を注文。こちらは椎茸が入っていたので注文しなくて良 かった。 ドラマの設定と同じで、カウンター席なら自分でミルを回して豆を挽くことができる。 挽き終わった豆を差し出すと、マスターがコーヒーを入れてくれる。 ちなみにマスターは富良野プリンスホテルの人らしい。 午後7時30分、美瑛のライダーハウス「蜂の宿」に到着。 客が少なく、バタ子以外に女性はいなかったので特別に2人で女性部屋に泊まらせてもらった。 風呂は美瑛駅前の銭湯へ。
9/22(木)曇りのち雨
午前8時30分、荷物を纏めて、おじさんと記念撮影してから出発。※ライダーハウス「蜂の宿」は2006年3月をもって閉鎖されたため、これが最後の宿泊となった。 午前10時、昨年12月に来たときには運悪く年末休みだった旭川の「旭山動物園」へ。 ツアーの団体客が多いようで、平日なのに開園30分前からゲート前に行列が出来ていた。 昨晩「蜂の宿」に泊まった人も半分ぐらいは来ていたようだった。 東京の上野動物園や、名古屋の東山動物園等と比べると規模は大きくないが、 展示方法がとても工夫されている。 飼育係が直接説明してくれたり、動物との距離がとても近いことなど 小さな動物園であることを逆に武器にしているという印象だった。 夏の入場者数が日本一なのもうなずける。
動物園の猛獣にはのんびりした印象を受けることが多いが、 ここではトラの檻の隣にライオンの檻を配置し、お互いに緊張感を持たせる工夫をしている。 普段樹上で生活するヒョウは、金網の下から見られるように工夫されている。 他にもオランウータンの綱渡りを真下から見られる等、 動物の習性をうまく利用した展示が多く見られた。 ニアミスなら何度かしているヒグマだが、実物を見るのは初めてである。 こんなでかいのに襲われたら絶対助からないだろう。 シロクマは地上と、プールの中を観察できる。 地上ではだらしなく薄汚れたモップのようだが、水中では生き生きと泳いでおり、その対比がおもしろい。 餌の時間になると飼育員が魚を水中に投げ込んでくれるので、 シロクマがそれを追いかけてプールに飛び込むショーが見られる。 彼らは実際にはアザラシを食べるらしい。水に飛び込むとガラス越しに観客の方に向かってくるのでアザラシと間違えているのかもしれない。 こちらはシロクマの主食、ゴマフアザラシ。 地上では警戒心が強い彼らだが、水中では観客の前の透明なパイプを通過したりして遊んでいる。 ペンギン館では、地上を歩くペンギンを間近で見られる。 手を伸ばせば届いてしまう距離だ。 ほかの動物園や水族館では考えられないぐらい近い。
プールでは水中を猛スピードで泳ぐペンギンが観察できる。 彼らは水中を飛ぶ鳥のようだ。 旭川動物園を後にし、富良野の「フラノーブル」で昼食。 松尾ジンギスカンの直営店だけあって「ジンギスカンラーメン」というのがあったので注文。 予想通り、普通のラーメンにジンギスカンを乗せただけのようだった。 一人でジンギスカンを食べるのはちょっと寂しいという人には良いかも知れない。 午後4時、苫小牧にバタコを送り届け、解放された。 今夜の予報では降雨確率100%。 このままここに居てもしかたがないので 帯広方面に戻ることにした。 峠を越えようとしたが、雨が激しく、霧で視界もない。 途中で引き返し、海沿いの道の駅むかわに再びテントを張った。
9/23(金)雨
朝起きると隣に全く同じテントが張ってあった。
少し話をすると、昨日飛行機で到着し、帯広での友人の結婚式に出席するためツーリングがてら向かうところだという。
2泊3日の強行日程なのでバイクはレンタルだそうだ。自分が16連休だということは黙っておいた。
午前6時、小雨の中出発。日勝峠を越え、帯広へ。午前9時、「大正メークイン祭り」会場到着。
ライダーハウス「大正カニの家」の前が会場になっているのでバイクを停め荷物を運び込む。
祭りでは無料のじゃがバターが振る舞われていた。
本場のメークインじゃがバターは美味しいけれど、そんなにたくさん食べられるものではなかった。
昼飯はどこかに食べに出かけることにした。
糠平の食堂に行ってみたがあいにく臨時休業。
しかたなくさらに北上し三股山荘へ。ビーフライスを注文。
塩味だけのシンプルな味だが肉汁たっぷりでジューシー。
スープと生野菜サラダが付いて1000円。お店の人がとても親切で、 雨で濡れているのを気遣ってストーブの前に席を取ってくれたり、周辺の交通取り締まり情報まで教えてくれた。 一旦ライダーハウスに戻り、休んでいると雨が止んだ。 夕食も外食することにし、 帯広の「ぶた八」へ。豚丼を注文。肉が多すぎてどんぶりが見えない。 表面を少し焦がした焼き方が香ばしくてとても良い。 量、味ともに満足できる豚丼だった。 大正カニの家泊。他の人たちは屋外で飲んでいたが、自分はおなかが一杯だったので早めに就寝。
9/24(土)晴れ
ここでは詳しく書けないのだが、他のライダーがトラブルを起こし夜中にちょっとした騒ぎがあった。
このライダーハウスは、自主管理が基本で管理人は常駐していない。
また連泊は3日までと決まっているので無料宿泊施設にありがちな所謂「ヌシ」というのもいない。
とても良いシステムだと思うのだが、仕切るタイプの人が複数いる場合、
微妙な雰囲気になることもある。
他にも自主管理のライダーハウスはあるが、ここは人気があり比較的収容人数が多いため、
問題も起こりやすいのかもしれない。
午前6時。フェリーに乗るため、夜にはまた苫小牧に戻らねばならない。
今日もハードな移動になりそうなので早めに出発。
午前8時、阿寒湖到着。阿寒湖から流れる阿寒川沿いに秘湯があるとの情報を得てやってきたのだ。 特に名前はないようなので仮に「阿寒川温泉」とする。 阿寒川に架かる橋の近くにバイクを停め、 右岸側に降りると、遊歩道があるので下流に向かって進んでゆく。 だんだん道がなくなるが踏み跡を頼りに進んでいると対岸に湯煙が見える。 右岸側でもところどころで湯気が出始め、 湯が湧いているところもあった。 30分ほど歩いたところで入れそうな大きさの湯溜まりがあったので入ってみる。 源泉は熱湯なのだがここは川の水が混ざって丁度良い湯加減だった。 ここ以外にも大量の湯が滝のように沸き出しているところもあり、 また対岸にも何カ所か湯気が昇っているのが見えた。 今回散策したのは右岸川だったが、左岸側には旅館跡がありさらに大量の湯が川 に注いでいた。 時間があればもっと探してみたかったが、今回はこれで切り上げることにする。 いつか、湯船を作るためのビニールシートを持って再調査に訪れたい。
糠平の温泉街に立ち寄り、昨日食べ損ねた「みはる食堂」へ。 この店にはメニューがなく、席に座って黙ってしばらく待つとおじさんが豚丼を持って来た。 厚めのロースを炭火で時間をかけて焼いている様子だ。 「大盛りが欲しければ言ってくれれば値段は同じだよ。まあ普通が大盛りだけどね。」と言っていた。 上士幌の近くの「芽登(めとう)温泉」へ。 近道しようとして林道経由を行ってみたが、途中もの凄い荒れ方でアンダーガードに泥が詰まる。 フルパッキンでスタックしたら目も当てられないので慎重に通過。 午後2時、ドロドロになりながらなんとか辿り着いた。 内湯は男女別で露天は混浴。日帰り500円。林道の泥と疲れを洗い流す。
帰りは反対方向に進むと3キロほどで舗装路に抜けた。 こちらからならロードバイクでも来られそう。 泥遊びがしたいのでなければこちらから来るのが正解のようだ。
午後7時、 苫小牧に到着。道内最後の夕食のため回転寿司「海天丸」へ。 今日は最終日だというのに500km近くも走ってしまった。
午後11時、乗船。
9/25(日)晴れ
敦賀港から自宅まで帰着。旅の感想
旅の途中でバタ子の妊娠が発覚するという、おめでたい出来事もあったが、
検査結果が出るまでは素直に喜ぶことが出来ないというのが正直な心境だった。後半は色々あったが、全体としては満足のいく旅だった。 今回は殆ど2人で行動し楽しいことも多かったのだが、 やはり一人旅もいいと思った。出来ることなら次は1人で来たい。 そして無事に赤ちゃんが生まれ、元気に成長したなら、いつか3人で北海道に来たい。 新しい夢が出来た旅だった。





































