今年の北海道ツーリングは前半で知床岬を目指してのトレッキング、後半で秘湯中の秘湯と言われる島牧の「金華湯」という2つの目標を立てた。トレッキングの装備が加わったので荷物はいつもの2割り増しとなった。
途中でテールランプが切れたので乗船までの待ち時間に給油も兼ねて近くのGSで交換。
PM11:30 敦賀港を出航。
バイクは20台くらい。連休のせいか思ったより多かった。明日の夜には小樽だ。

[本日の走行距離142km]
PM9:00 下船し小樽港を出発。まずは腹ごしらえのため近くの「回転寿司とっぴー」へ。上陸早々当たりだった。油がのったサーモンが120円。ネタがでかいのでシャリを一周させて食べた。サーモンとイクラとマスノスケオンリーで大満足。
同じフェリーで来た人はみんな近くのとほやどやユースに泊まるようだ。僕の当面の目的地は知床。小樽周辺はキャンプできるところが少なく、宿を使う気もないのでとりあえず走れるだけ走ってみることにする。
AM3:00 眠くなってきたので上士幌の航空公園キャンプ場へ。テントを張って寝る。
[本日の走行距離285km]
AM9:00 航空公園出発。来たのが遅くて出るのも遅かったのでほとんど誰にも会わなかった。
足寄の「大阪屋食堂」が店をやめてしまうという噂を聞いていたのでちょっと寄ってみる。
おばちゃんはいつものように「スタミナばっちり、みそジンギスカン定食でいいね?」と言ったけれど、昨日の寿司でもたれぎみだったのでざるそばを注文した。
そばもけっこう食べごたえがあり、やっぱりもたれた。
おばちゃんが「ムネオ(鈴木宗男)はわたしの後輩だよ、いいやつなんだけどねぇ...」と嘆いていた。
おじちゃんに店をやめる噂について聞いてみると「区画整理のための測量が始まったのであと2~3年かな。」と言っていた。
近くの松山千春の家に寄ってみる。住宅街にこんな看板を立てるなんてすごい人なんだなぁと感心した。看板は全部で4枚立っていた。

中標津を過ぎたところで激しい雷と雨にあい東屋で雨宿り。しばらくすると雨はあがり、きれいな虹がかかった。
PM3:00 羅臼の知床倶楽部に到着。つぶカレーが食べたかったが、看板娘のきみみぃさんにハモ丼を強く勧められたのでそっちを注文した。
その晩は羅臼に住むすみれねこ&きみみぃさん宅に泊めていただき、ジンギスカンをごちそうになった。
[本日の走行距離293km]
AM9:00 すみれねこ&きみみぃさん宅を出発。少し食料を買い出しして相泊へ。
AM11:00 装備を整え相泊を出発した。海岸線を歩くのだがゴロタ浜なのでとても歩きにくい。

PM6:00 7kmほど進んだ地点のタケノコ岩手前で日没。積み重なった巨岩が続いており、下は海、暗くてどっちに進めば抜け出せるかも分からない。
やっと人一人横になれそうな岩を見つけた。軽量化のためマットは持ってきていないのでザックを空っぽにしてマット代わりに、テントをシュラフカバー代わりにして寝た。
下では波が激しく砕けているが、海面までは数メートルはあるようなので水は被らないで済みそうだ。 寝返りをうてば海に落ちてしまうような状況だったが、疲れていたのでぐっすり眠れた。

[本日の歩行距離8km]
岩をのぼると湾が見えた。モイルス湾と呼ばれるところだ。

湾に注ぐ川にはものすごい数のカラフトマスがいた。

剣岩から昇る朝日。干潮時間だったので海水に浸からずに通り抜けることができた。びっしりと生えた海草で草原のようだった。

PM11:00 海でカラフトマスを捕まえた。

さばいて塩焼きにして食べる。一匹でおなかいっぱいだった。

PM12:00 念仏岩。洞窟で休憩。聞いていたとおりテントなしでも快適に泊まれそうだった。が、すぐ前の砂浜で熊の足跡を発見した。少し前に人が通ったような跡があったので、おそらく誰かが念仏岩で食事をして、その臭いにつられて出て来たのではないだろうか。

PM2:00 最大の難所と言われるカブト岩。頂上への道は分かりづらかったが、GPSにあらかじめ座標を入力してあったのでそれを頼りにたどり着くことができた。頂上から下を見下ろすとかなりの高さだ。ロープがあるので降りることは出来そうだが、果たして登れるんだろうか?しかしここまで来て引き返すことなんてできない。軍手でロープをつかんで滑り降りることはそれほど難しくなかった。高度差は120mあった。

歩き始めてしばらくすると岬から引き返してくる4人組に会った。僕よりも1日早く出発したそうだ。少し話をしただけで別れたが、他にも人がいるとわかっただけでなんだか勇気づけられた気がした。
PM4:00 ついに岬に到着。丘に登ると、一面の草原が広がっていた。今までゴツゴツした岩ばかり見てきたので、最後にこんな意外な風景が広がっていることに感動した。

本当ならこの草原にテントを張りたかったが、風の通りが良すぎるので少し反対がわに下ったアブラコ湾脇の芝生に泊まった。 疲れはピークに達していた。岬の散策は明日にして、食事後早々に就寝した。

[本日の歩行距離14km]

帰り道。カブト岩は土が雨でぬかるんでおりとても登りづらい。頂上近くまで登ったとき、ふと目の前を見ると熊の足跡が。土はかなり軟らかい。ついさっきここを熊が登ったようだ。オーバーハングしており傾斜は垂直に近い。自分の体を支えるだけで精一杯なのに上で待ちかまえていたらどうしよう...しかし怖がっていてもしょうがない。鈴を多めに鳴らすようにしながら登りきった。

カブト岩、念仏岩をクリアしたらだいぶ精神的に楽になった。
岸に寄ってきていたカラフトマス雌をゲット。早速アルファ米を炊いて醤油漬けにしてイクラ丼に。米よりイクラのほうが多くなってしまった。

ペキンノ鼻では、来た時にあった降り口がどうしても見つからず、断崖絶壁にとりついてうろうろして時間をロスした。 結局見つからず、沢に落ちて沢づたいに降りてきた。 この日は海も荒れており、波も高いため思ったように進めず、ペキンノ鼻を過ぎて少し進んだところで日没となった。雨が降っていたので洞窟に泊まった。
[本日の歩行距離12km]
PM12:00 ボロボロになりながら相泊に到着。 まず最初に自動販売機でコーラを買って飲んだ。戻ったらまずコーラを飲むことを心の支えに歩いてきた。水しか飲んでいなかったのでとてもうまかった。
装備を片づけると、すぐに知床倶楽部に向かった。岬までの20kmに2日かかったのに、羅臼までの20kmはあっという間。バイクっていいなぁと実感した。
つぶカレーを食べようとしたが、無かったので豚丼を食べた。ずっと水とアルファ米とカロリーメイトですごしていたせいもあってか、最高にうまかった。

足のマメは潰れ、体中擦り傷だらけだったので熊の湯はきついと思い、「らうす第一ホテル」の温泉へ(500円)。ちゃんとぬるいお湯と熱いお湯に別れていたので安心して入ることができた。
重いザックのせいで体中が痛かった。マッサージしてもらえば相当気持ち良かっただろうが、マッサージ屋さんを見つけることが出来なかった。残念。
この日もすみれねこ&きみみぃさん宅に泊めていただき、またジンギスカンをごちそうになり、祝杯をあげた。
なんだかここを出ていって帰ってくるまで、すごく長い時間が経っているような気がした。ジンギスカンもビールも今まで味わったことがないような格別の味だった。バンザーイ!
[本日の歩行距離10km]
9/13(金) 曇り
PM7:00 名古屋を出発し敦賀へ。途中でテールランプが切れたので乗船までの待ち時間に給油も兼ねて近くのGSで交換。
PM11:30 敦賀港を出航。
バイクは20台くらい。連休のせいか思ったより多かった。明日の夜には小樽だ。

[本日の走行距離142km]
9/14(土) 晴れ
船内では映画を見て過ごす。PM9:00 下船し小樽港を出発。まずは腹ごしらえのため近くの「回転寿司とっぴー」へ。上陸早々当たりだった。油がのったサーモンが120円。ネタがでかいのでシャリを一周させて食べた。サーモンとイクラとマスノスケオンリーで大満足。
同じフェリーで来た人はみんな近くのとほやどやユースに泊まるようだ。僕の当面の目的地は知床。小樽周辺はキャンプできるところが少なく、宿を使う気もないのでとりあえず走れるだけ走ってみることにする。
AM3:00 眠くなってきたので上士幌の航空公園キャンプ場へ。テントを張って寝る。
[本日の走行距離285km]
9/15(日) 晴れのち雨

AM9:00 航空公園出発。来たのが遅くて出るのも遅かったのでほとんど誰にも会わなかった。
足寄の「大阪屋食堂」が店をやめてしまうという噂を聞いていたのでちょっと寄ってみる。
おばちゃんはいつものように「スタミナばっちり、みそジンギスカン定食でいいね?」と言ったけれど、昨日の寿司でもたれぎみだったのでざるそばを注文した。
そばもけっこう食べごたえがあり、やっぱりもたれた。
おばちゃんが「ムネオ(鈴木宗男)はわたしの後輩だよ、いいやつなんだけどねぇ...」と嘆いていた。
おじちゃんに店をやめる噂について聞いてみると「区画整理のための測量が始まったのであと2~3年かな。」と言っていた。
近くの松山千春の家に寄ってみる。住宅街にこんな看板を立てるなんてすごい人なんだなぁと感心した。看板は全部で4枚立っていた。

中標津を過ぎたところで激しい雷と雨にあい東屋で雨宿り。しばらくすると雨はあがり、きれいな虹がかかった。

PM3:00 羅臼の知床倶楽部に到着。つぶカレーが食べたかったが、看板娘のきみみぃさんにハモ丼を強く勧められたのでそっちを注文した。
その晩は羅臼に住むすみれねこ&きみみぃさん宅に泊めていただき、ジンギスカンをごちそうになった。
[本日の走行距離293km]
9/16(月) 晴れ
今日から徒歩で知床岬を目指してのトレッキング。AM9:00 すみれねこ&きみみぃさん宅を出発。少し食料を買い出しして相泊へ。
AM11:00 装備を整え相泊を出発した。海岸線を歩くのだがゴロタ浜なのでとても歩きにくい。

PM6:00 7kmほど進んだ地点のタケノコ岩手前で日没。積み重なった巨岩が続いており、下は海、暗くてどっちに進めば抜け出せるかも分からない。
やっと人一人横になれそうな岩を見つけた。軽量化のためマットは持ってきていないのでザックを空っぽにしてマット代わりに、テントをシュラフカバー代わりにして寝た。
下では波が激しく砕けているが、海面までは数メートルはあるようなので水は被らないで済みそうだ。 寝返りをうてば海に落ちてしまうような状況だったが、疲れていたのでぐっすり眠れた。

[本日の歩行距離8km]
9/17(火) 曇り
AM6:00 出発。少し進むとタケノコ岩が見えてくる。岩をのぼると湾が見えた。モイルス湾と呼ばれるところだ。

湾に注ぐ川にはものすごい数のカラフトマスがいた。

剣岩から昇る朝日。干潮時間だったので海水に浸からずに通り抜けることができた。びっしりと生えた海草で草原のようだった。

PM11:00 海でカラフトマスを捕まえた。

さばいて塩焼きにして食べる。一匹でおなかいっぱいだった。

PM12:00 念仏岩。洞窟で休憩。聞いていたとおりテントなしでも快適に泊まれそうだった。が、すぐ前の砂浜で熊の足跡を発見した。少し前に人が通ったような跡があったので、おそらく誰かが念仏岩で食事をして、その臭いにつられて出て来たのではないだろうか。

PM2:00 最大の難所と言われるカブト岩。頂上への道は分かりづらかったが、GPSにあらかじめ座標を入力してあったのでそれを頼りにたどり着くことができた。頂上から下を見下ろすとかなりの高さだ。ロープがあるので降りることは出来そうだが、果たして登れるんだろうか?しかしここまで来て引き返すことなんてできない。軍手でロープをつかんで滑り降りることはそれほど難しくなかった。高度差は120mあった。

歩き始めてしばらくすると岬から引き返してくる4人組に会った。僕よりも1日早く出発したそうだ。少し話をしただけで別れたが、他にも人がいるとわかっただけでなんだか勇気づけられた気がした。
PM4:00 ついに岬に到着。丘に登ると、一面の草原が広がっていた。今までゴツゴツした岩ばかり見てきたので、最後にこんな意外な風景が広がっていることに感動した。

本当ならこの草原にテントを張りたかったが、風の通りが良すぎるので少し反対がわに下ったアブラコ湾脇の芝生に泊まった。 疲れはピークに達していた。岬の散策は明日にして、食事後早々に就寝した。

[本日の歩行距離14km]
9/18(水) 雨
小雨の中、撤収し灯台を散策。灯台は立っていられないほど風が強かった。
帰り道。カブト岩は土が雨でぬかるんでおりとても登りづらい。頂上近くまで登ったとき、ふと目の前を見ると熊の足跡が。土はかなり軟らかい。ついさっきここを熊が登ったようだ。オーバーハングしており傾斜は垂直に近い。自分の体を支えるだけで精一杯なのに上で待ちかまえていたらどうしよう...しかし怖がっていてもしょうがない。鈴を多めに鳴らすようにしながら登りきった。

カブト岩、念仏岩をクリアしたらだいぶ精神的に楽になった。
岸に寄ってきていたカラフトマス雌をゲット。早速アルファ米を炊いて醤油漬けにしてイクラ丼に。米よりイクラのほうが多くなってしまった。

ペキンノ鼻では、来た時にあった降り口がどうしても見つからず、断崖絶壁にとりついてうろうろして時間をロスした。 結局見つからず、沢に落ちて沢づたいに降りてきた。 この日は海も荒れており、波も高いため思ったように進めず、ペキンノ鼻を過ぎて少し進んだところで日没となった。雨が降っていたので洞窟に泊まった。
[本日の歩行距離12km]
9/19(木) 晴れ
朝から快晴だったが、まだ波は高い。
行きは気が張っていたせいか、大きなトラブルは無かったが、帰りは早く帰りたいという気持ちが先になってしまい集中力が薄れてしまった。行きには一度も無かったのに滑落や水没、装備のロストなどのトラブルにみまわれた。
自分の精神的な弱さを実感した。PM12:00 ボロボロになりながら相泊に到着。 まず最初に自動販売機でコーラを買って飲んだ。戻ったらまずコーラを飲むことを心の支えに歩いてきた。水しか飲んでいなかったのでとてもうまかった。
装備を片づけると、すぐに知床倶楽部に向かった。岬までの20kmに2日かかったのに、羅臼までの20kmはあっという間。バイクっていいなぁと実感した。
つぶカレーを食べようとしたが、無かったので豚丼を食べた。ずっと水とアルファ米とカロリーメイトですごしていたせいもあってか、最高にうまかった。

足のマメは潰れ、体中擦り傷だらけだったので熊の湯はきついと思い、「らうす第一ホテル」の温泉へ(500円)。ちゃんとぬるいお湯と熱いお湯に別れていたので安心して入ることができた。
重いザックのせいで体中が痛かった。マッサージしてもらえば相当気持ち良かっただろうが、マッサージ屋さんを見つけることが出来なかった。残念。
この日もすみれねこ&きみみぃさん宅に泊めていただき、またジンギスカンをごちそうになり、祝杯をあげた。
なんだかここを出ていって帰ってくるまで、すごく長い時間が経っているような気がした。ジンギスカンもビールも今まで味わったことがないような格別の味だった。バンザーイ!
[本日の歩行距離10km]